テンプレ衣替えー。

実家に帰ってからは堕落に次ぐ堕落の日々です。
1日2回昼寝とか(あぁ
でも朝起きてるだけまだ京都にいるときよりましかもしれんな。

取り敢えずすること無いので本くらい読むべ、と久しぶりに黙々読んでます。
そして今し方読了。『香水 ある人殺しの物語』パトリック・ジュースキント。
香水―ある人殺しの物語 香水―ある人殺しの物語
パトリック ジュースキント (2003/06)
文藝春秋

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1日で読みきりました。引き込まれる文章です。
類稀なる嗅覚を持ち、また自身は体臭を持たない男、ジャン=バティスト・グルヌイユの、匂いを巡る一大奇譚。

映画の方は“衝撃のラスト”ということで銘打っておりましたが。
何というか読後感は

 え え え え え え え こ う な る の !? (;゚Д゚)

でした。
随分と奇想天外な話でしたが、何故だか「有り得ない」とは感じられない。
それは恐らく、嗅覚という、人間にとって最も測りがたい分野を扱った物語であるからではないかと。
この小説の文中にもあるとおり、人間は目を瞑り、耳を塞ぐことは可能。
つまり、人は視覚と聴覚の世界から逃れることは出来る。
けれども、人は決して嗅覚の世界からは逃れることが出来ない。
人は呼吸を止めない限り、匂いから離れることは決して出来ないから。
然しそれにも関わらず、多くの人間にとって嗅覚は、あらゆる感覚の中でも最も不確かなものと感じられる。
人間は殆んどの情報を、視覚・聴覚によって得ているから。
そんな、正体が判然としないものでありながら、生きるうえで決して切り離すことの出来ない“匂い”。
そのようなものをテーマに置いた物語だからか、そこには妙なリアルさがありました。
成る程、嗅覚を利用すれば人は簡単に支配されてしまうのではないか、と。

何よりも凄いのが、この匂いの世界を文章化してみせたこと。
ありとあらゆるものの匂いを、丁寧に丁寧にねちっこく描き出す。
時に醜悪に、時に甘美に。
本の隙間から生々しく匂いが立ち上ってくるかのような感覚に陥ります。

いやー、凄かった。
匂いに執着しまくるグルヌイユの生き様は凄まじいです。

ますます3月公開の映画が楽しみになって参りました。
しかしこれ、映画で忠実に描くとまとまりない話になっちゃうんだろうな・・・。
どうも予告編を観る限りでは、結構アレンジ加えてありそうですね。
小説終盤の展開が中心になりそう。期待。
映画はあの音楽にあのエキストラの数ですから。
クライマックス、さぞかし盛大に描いてくれるんだろうとわくわくしています。
ベン・ウィショーがどんな狂演をみせてくれるか、楽しみ。

ただひとつの不安要素。
アランの役、あれだったのか・・・orz 何か変に嵌まりそうで逆に厭だ。
2007.02.21 / /
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